エンジニアにおすすめの副業とは?案件の受注方法や注意ポイントをおさらい

2021.08.02

2021.08.17

IT業界のキャリアについて考える

働き方改革により、より人々にとって身近な存在となった「副業」。エンジニアも例外ではなく、本業と副業をうまく組み合わせながら、収入・スキルともに向上させている人が少なくありません。
そこで今回は、エンジニア向きの副業や案件獲得のポイントなどに焦点を当ててご紹介します。エンジニアのスキルを活かしながら賢く副業をしたいと考えている人は、参考にしてください。

■エンジニアが副業を行う上での働き方

エンジニアは、数ある副業の中でも人気の高い職種です。副業としての求人も多く、その分働き方の幅も広く設けられているため、自分のライフスタイルや本業のペースに合わせながら副業を行うことができます。
ではまず、エンジニアとしての副業の働き方について確認をしていきましょう。
 
・リモートワーク
新型コロナウイルスの影響で本業自体がリモートワークになっている人も多いかと思いますが、副業としてエンジニアの仕事を行う際もリモートワーク対応の案件が少なくありません。わざわざオフィスなどの決まった場所へ足を運ぶ必要がないため、スキマ時間をうまく活用できます。
将来的にフリーランスでエンジニアとして仕事をしていきたいと考えている人にとっては、フリーランスエンジニアの働き方を疑似体験できるチャンスです。
 
・土日勤務
副業したくても、本業が忙しくなかなか副業のための時間を作ることができないという人もいるでしょう。そんな人には、本業が休みの“土日だけ”副業をするという働き方がおすすめです。
副業のエンジニア向け案件には、単発・短期の案件が数多くあります。クライアント側が働く人の事情を考慮して働き方を提案してくれるケースもあるため、本業の日と副業の日を分けたいと考えている人は、土日勤務の案件を探すといいでしょう。
 
・週1勤務
エンジニアの副業案件には、週1からでも取り組めるものもあります。そのため、本業の休みが平日しかない人でも、エンジニアとして副業にトライすることが可能です。
自分のライフスタイルに合わせながら副業を始めることもできる職種なので、本業が忙しいから副業ができない…と諦める必要はありません。

■エンジニアにとっての副業のメリット

収入アップを目指すためにも、エンジニアの経験とスキルを活かした副業へのトライを考えている人も多いことでしょう。副業案件を探し始める前に、まずはエンジニアの副業のメリットについて考えていきましょう。
 
・収入アップが狙える
エンジニアは、副業の中でも案件の単価が高いことで知られる職種です。どんな副業であっても、副業をすることで本業以外にも収入源を確保できることに変わりはありませんが、他の職種に比べると効率よく収入アップが見込めるでしょう。

定年後のことを見越して、定年の数年前から副業で収入源を確保する人もいるため、収入にまつわる将来の不安を打ち消すためにも副業をするメリットは大きいと言えます。
 
・スキルアップにつながる
副業を行うと、本業では接点のないような案件にトライする機会も出てきます。新たな分野に目を向けるきっかけができるため、エンジニアとしてのスキルアップにつながるでしょう。

また、クライアントと直接やり取りを行うことで“自己マネジメント力”が養われたり、ゼロからのプロジェクトに参加することで“企画力”が磨かれたりするケースも。収入をもらいながらスキルアップにつながるのは、エンジニアが副業を行う上での大きなメリットです。
 
・案件が選びやすい
慢性的な人材不足に陥っている、IT業界。しかし、デジタル技術の進歩により、エンジニア向けの案件は増える一方です。

完全な売り手市場となっているため、エンジニアは他の職種に比べて副業案件が選びやすい傾向に。本業を優先しながら無理なく取り組める案件も数多くあるため、副業初心者でも自分のペースでスタートできます。
 
・出会いの機会が増える
本業だけの場合、自宅とオフィスとの行き来だけになってしまうケースも珍しくなく、出会いの機会も限られてしまいます。しかし、副業を行うことで本業以外の人と関わりを持つ機会が増えるため、人脈を広げることもできるようになります。

エンジニア同士の交流しかなかった本業とは違い、副業の場合はエンジニアではない人と交流も持てるように。将来的にフリーランスや独立などを視野に入れている人にとっては、副業を行うことで人脈形成につなげることもできます。
 
・フリーランスが目指しやすくなる
ゆくゆくはフリーランスエンジニアとして仕事をしていきたいと考えている場合は、会社勤めをしている間に、フリーランスとしての価値を高めるための経験やスキルを積み上げておきたいものです。副業は、本業とは違うジャンルの仕事に関わるチャンスでもあるため、自分の価値を高めるための実績作りに最適の手段だと言えます。

いきなりフリーランスになるという賭けに出るのではなく、副業で安定して稼げるようになってからフリーランスへと転向するのが賢い作戦。将来のビジョンにフリーランスの選択肢があるのなら、副業を一つのステップにするのは有効な手段です。
 
・自分の市場価値が知れる
エンジニアの副業は、“時給”ではなく“単価”というスタイルで報酬が決められるケースがほとんどです。そのため、高いスキルを持っている人や特殊な業務に対応した経験のある人は、待遇の良い条件を提示してもらえる可能性が高くなります。

いくつか案件をこなしていくと、「今の自分はどれくらいの価格で契約してもらえるのか」がわかるように。会社員として働いているだけでは、今の自分の市場価値を計ることはできませんが、副業を行うことでより明確に“どれだけ上を目指せるのか”が見えてきます。

■エンジニア向けのよくある副業案件

エンジニア向けの副業案件は、プログラミングや開発などに限られているわけではありません。エンジニア向けの副業案件には、どういったジャンルのものが多く存在しているのでしょうか。
 
・Webサービス開発の副業案件
エンジニア向けの副業案件の中でも、Webサービス開発関連の案件は最も効率良く稼げると評判を集めており、人気も高め。完全リモートで対応できるものも多く、気軽に始めることができる案件でもあります。

ただ、Webサービスの開発を全て一人で担当する場合は、フロントエンド・バックエンド両方の知識とスキルを身に付けておかなければ対応できません。エンジニアとしての経験が浅い人は、まずコーディングだけの案件を受けるなどして、経験を積みながらスキルアップしていきましょう。
 
・スマホアプリ開発の副業案件
スマホアプリ開発も、エンジニア向け副業案件としてアップされるケースが少なくありません。クライアントからの依頼でアプリの開発を行うケースもあれば、完全オリジナルのアプリをリリースして収益を得る方法もあり、時給換算すると4,000円を超えるケースもあるほど単価の良い副業だと言えます。

オリジナルで作ったアプリを有料化し、そのヒットがきっかけとなって実績作りに成功した事例も。普段縛りのある中で本業を行っている人にとって、アプリ開発の副業は一種の息抜きになるという人も少なくないようです。
 
・ITに関するライティングの副業案件
エンジニア向けの副業案件には、ライティング系のものも少なくありません。手軽に始められる上に仕事内容的にも難しくないため、副業未経験の人でも始めやすい案件です。

Webライティングと聞くと単価が安いようなイメージを抱く人もいるかもしれませんが、経験やスキルを活かした内容のものは、同じライティング案件の中でも単価は高め。もちろん開発系の案件と比べると報酬は下がりますが、文章を書くことが好きな人には楽しく続けられる副業案件だと言えます。
 
・プログラミング講師の副業案件
エンジニアの人材不足が加速する中、新たなエンジニアを生み出すべくあちこちでプログラミングスクールが立ち上げられています。新たなプログラミングスクールが立ち上がっているということは、それだけ講師の数も必要だと言うこと。

今はオンラインのみで講義を行うスクールも少なくないため、プログラミング講師としての副業も完全リモートで行えるケースが増えています。講義の時間は予め決められているため、スケジュールが立てやすいというメリットもある副業です。

■エンジニアには「土日」or「週2程度」の副業がおすすめ

働き方の章でも解説した通り、エンジニアの副業は「土日だけ」や「週1~2だけ」というスタイルで働くことができます。では、「土日だけ」or「週1~2だけ」でできる副業にはどのような内容のものがあるのかを、より具体的にご紹介していきましょう。
 
・在宅での請負開発
個人でクライアントと直接やり取りできれば、小規模の請負開発を任せてもらえるケースも少なくありません。自分のペースで仕事が引き受けられるので、本業のスケジュールと照らし合わせながら、休日などにうまく副業を組み込むことができます。

報酬は、案件の内容によって10,000円ほどから数十万円ほどまでさまざま。スキルアップを目指したい場合は、あえて慣れていないジャンルの案件にトライしてみる方法もあります。
 
・リモートでの業務委託
Webエンジニアや開発エンジニアなら、完全リモート対応の業務委託案件を受けてみるのも一つの方法。現在はリモート対応可能案件に特化したマッチングサイトもあり、リモート可能なエンジニア向け副業案件も探しやすくなっています。

「週2~OK」や「土日のみOK」など、柔軟な働き方に対応してもらえる案件も少なくないため、本業も副業もおろそかにしたくないと考えている人におすすめです。
 
・プログラミングスクールの講師
エンジニア育成のために、プログラミングスクールも次々と新しいものが立ち上がっています。プログラミングスクールの講師に関する求人も増えており、家庭教師と同じく決まったコマだけ講師として働くことができるため、本業に支障が出ない程度で副業が行うことができます。

受講生は子どもから大人まで幅広い年代が対象となるため、話し方や伝え方の工夫が必要に。コミュニケーション能力も重視される副業なので、将来的にフリーランスになって直接クライアントとやり取りしたいと考えている人にとっては、コミュニケーション力を養う機会となるでしょう。
 
・Webライティング
Webライティングの副業は、パソコンとネットの環境があればどこでも仕事に取り組むことができます。Webライティングは、時給制ではなく文字単価制で報酬が決まるケースがほとんど。一つの記事を仕上げるのにどれくらいの時間をかけるかによって、時間給換算したときの金額に違いが生じます。

ITの分野に特化した記事のライターを探している媒体もあるため、一見全く違うジャンルの仕事に見えても、エンジニアとしての知識を活かすチャンスは実はたくさんあるのです。慣れるまでは一つの記事を書き上げるのに少し時間がかかるかもしれませんが、納期にさえ間に合えば問題ないので、うまくスケジュール管理をすれば土日だけや週1~2程度だけの稼働で十分副業を行うことができます。
 
・ブログ運営
エンジニアの副業として意外と高い人気を集めているのが、ブログ運営。自身の知識をアウトプットしながらブログを書くことで、日々蓄えてきた知識の整理を行いながら、文章を読んでくれる人と共有することができます。

ブログを利用すれば、アフィリエイトでの収入が狙えるため、読者が増えれば一番負担のない副業になることは間違いなし。ブログだけでなくnoteにて自分が書いた文章を有料記事として販売しながら収入を得るケースも増えており、やってみる価値のある副業だと言えます。

■エンジニアの副業案件の受注方法

エンジニアにとって、メリットの多い副業。働き方の選択肢も多いため、副業を初めてみようかなと考え始めている人も多いのではないでしょうか。
では実際に副業を始めるとなったとき、どのような方法で案件を獲得すればいいのか。次は、エンジニアの副業案件の受注方法について確認していきましょう。
 
・クラウドソーシングを利用
規模の小さい案件や難易度の低い案件、またライティング系の案件に関しては、クラウドソーシングに案件が集まる傾向があります。スマホからでも好きなタイミングで案件の検索がかけられるので、気軽に副業案件探しができるのもクラウドソーシングを利用するメリットです。
 
・フリーランスエージェントを利用
フリーランスエージェントの中には、エンジニアのジャンルに特化したものもあります。クラウドソーシングには単発の案件が多く集まりますが、フリーランスエージェントには月単位の案件が集まるため、マッチングできれば副業の収入も安定するでしょう。

副業が軌道に乗れば、そのままフリーランスへの転向も可能。副業を単なる稼ぎ口としてだけでなく、将来への糧にしたいと考えている人は、フリーランスエージェントの利用を検討してみてください。
 
・プログラミングスクールの求人をチェック
プログラミングスクールでは、講師募集の求人を出しているところも珍しくありません。また、プログラミングスクールではIT業界への転職・就職支援を行っているところも少なくないため、副業を行いながら新たな道が開かれる可能性もあります。
 
・SNSやブログで案件獲得
クラウドソーシングやエージェントなどを利用せず、個人で副業案件を受注することもできます。今はTwitterや自身で立ち上げたブログなどへの投稿から、副業案件の獲得につながるケースも珍しくありません。

SNSやブログを活用する場合は、しっかりと自身のポートフォリオや職務経歴書をもとにアピールをすることが大切です。ポートフォリオ、職務経歴書があれば、自身のスキルに見合わない案件をあらかじめふるいにかけることができるため、丁寧に作成しておきましょう。
 
・知人・友人から紹介してもらう
副業の案件獲得は、知人や友人など自身の人脈に頼るという方法もあります。自分の人となりをわかってくれている人から紹介してもらえる案件なら、受ける側も任せる側も安心してやり取りができることでしょう。

交渉のしやすさも、知人・友人から副業案件を紹介してもらうメリットだと言えます。

■エンジニアが副業を行う上で知っておきたいポイント

エンジニアにとって魅力の多い副業ですが、始める前にはいくつか知っておかなければいけないポイントがあります。本業とうまく掛け持ちするためにも、きちんと注意すべきポイントを頭に入れておきましょう。
 
・副業の所得次第で確定申告が必要になる
エンジニアに限らず、副業による収入があった場合は、確定申告が必要になるケースがあります。確定申告が必要になるかどうかのラインは、副業による所得が「年間20万円」を超えたかどうか。

年間20万円の所得というのは、月に換算すると約17,000円という額になります。エンジニアの副業は他の職種の副業に比べて単価の高い案件が多いため、年間の所得が20万円を超えるケースは珍しくないのではないでしょうか。

副業を始めたら、確定申告のことも頭に入れながら計画的に仕事を進めていきましょう。
 
・確定申告したら住民税は給与天引きにしない
副業の所得が年間20万円を超え、確定申告を行うことになれば、次年度以降の住民税が給与天引きにならないよう確定申告書の「普通徴収」の欄に「〇」を付けておきましょう。住民税が給与天引き(特別徴収)になっていると、副業で増えた所得の分の住民税も、本業の給与から天引きされるシステムになっています。副業自体を禁止していない会社であっても、住民税の額が跳ね上がっていると何かしら指摘される可能性も否めません。

本業に気をつかわず副業を続けるためにも、住民税の給与天引きは解除しておくのが無難だと言えるでしょう。
 
・単価が低い案件は極力避ける
副業案件を探し始めると、トライできそうな案件がたくさんあることに気付くでしょう。しかし、そのどれもが適正な報酬でできる案件とは限りません。

一見条件の良い案件に見えても、時給換算してみるととんでもなく低いという場合も珍しくないため、業務内容と業務完遂までにかかる時間から報酬が適正かどうかきちんと確認する必要があります。あまりにも単価の低い案件を取ってしまうと、時間の無駄遣いになりかねないので要注意です。
 
・会社の就業規則を確認する
副業を始める前の大前提として、本業の会社の就業規則に書かれている副業に関する注意事項をしっかりと確認しておかなければいけません。働き方改革が進められているとは言え、まだまだ日本の企業では「副業禁止」の暗黙のルールを敷いている企業が少なくありません。

副業で安定した収入が得られるようになっても、本業の会社自体が副業NGなら、結局どちらかを天秤にかけなければいけない状況になってしまいます。安全に副業を行うためにも、必ず副業にまつわる就業規則を確認するようにしましょう。

■まとめ

エンジニアは、人材不足であることから副業案件も豊富にあり、収入アップが見込める職種であると言えます。経験やスキルに合わせて案件が選べるのはもちろん、本業とのバランスが保ちやすいのも魅力。

エンジニアとして成長する糧にもなるので、上手に副業を活用しながらスキルアップを目指していきましょう。

Fabeee編集部

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こちらの記事はFabeee編集部が執筆しております。