BTCモデルの実現に向けてWeb開発の現場で出来ること

2022.04.22

2022.04.22

Fabeee社員ブログ

闇に紛れて悪を討つ。久しぶりの投稿になります、自称上級忍者のジョーです。

今回は、Takaram 田川さんのBTCモデルをWebサービスやプロダクトの開発の現場で実現する方法を考えてみたいと思います。

 

BTCモデルとは?

(出典:http://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/sangi/sangyo_design/pdf/004_s01_00.pdf

 

BTCとは、Business・Technology・Createの3分野のことをいいます。BTCモデルやBTC型人材と呼ばれたりしています。これらの3分野が連動できるフィールドのことをBTC組織と呼びます。いえ、なかったらそう呼ぶことにしましょう。

私の持論ではBTC型人材がいても、その能力を発揮できるフィールドがないと分業型組織のほうが効率良かったり、低いレベルでBTC型人材だった場合は、どっちつかずになってしまったりします。それらの環境では専門分野が特化していて、あとのグラフは平均値な人ほど優秀と感じられるのではないでしょうか。

BTC組織とは、横断できるBTC型人材がいれば活躍できるフィールドになりますし、分業型の組織であれば、それらが連動する循環環境が整った組織のことを指します。

 

BTC組織をつくるためには?

(出典:http://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/sangi/sangyo_design/pdf/004_s01_00.pdf

ではどうやって、こういったBTCの循環がある組織をつくるのでしょうか?
まずは、BTCの構造について目を向けていきたいと思います。
構成要素がBとCであるので、くっつけようとすると3つの重要なポイントが出てきます。

① Cの単体
② BとCのブリッジ
③ TとCのブリッジ

②のBとCのつなぎがビジネスデザインといわれるもので、戦略と体験を同時に考えられるような人です。③のテクノロジーとデザインの間はデザインエンジニアリングっていわれている領域になります。こちらはエンジニアおよびデザイナーとしてのバックグラウンドを持ち、両分野を掛け合わせたものづくりをするのと同時に、自らが架け橋となって異なる業種や人をつなぐ役割のような人です。

それでは、そういった人材をチームの中に入れればいいですよね?

答えはそうですが、今回、私が注目したいポイントとして、これでは不十分だとも言えます。というのは、そういう人材を入れたとしても活躍できるフィールドがないと能力を存分に発揮することができないと考えるからです。まず第一に考えるべきは①と②の役割を担う成長するシステムの構築です。そこがブリッジ人材の活躍するフィールドになります。

 

BTC組織のブリッジシステム

やっと本題に入ります。実はこのBTCモデルには流れがあると思っていて図にすると以下になります。

それで、開発のフローはこちらになります。

①~④を繰り返すようになってます。

つなぎ目が気になりますね、、ここの循環が上手くいくことがポイントになってくるようです。HUBとなる部分の環境を整備し、ブリッジ人材が活躍できる環境が必要ですね。

 

デザインシステムをBTCモデルのHUBとして利用

デザインシステムはブランドガイドラインやデザインコンセプト、エンジニアとの連携にはスタイルガイドやコンポーネントライブラリなど、デザイナーが架け橋となって異なる業種や人をつなぐための仕組みのようなものです。

(たぶん通常のデザインシステムはこちらを参照してください。こちらでは満たせない部分を少し拡張します。)

私はこのようにデザインシステムを利用してみようとしました。

 

デザインシステムはデザイナーとエンジニア用ってイメージでしたが、ポータルサイトのような役割をつけて、クリエイティブが関わる全てのことをこのサイトを経由する仕組みをつくることで、ビジネス側との連携にも使えるHUBになりつつあります。デザインシステムを運用する人材がBTC型人材やブリッジ人材であれば、その用途は格段に増していくことでしょう。

=> 自分の活躍できるフィールドは自ら用意する
BC,CT,BT型人材は、まずデザインシステムをつくるといいかも

いつかは明記できないので数年後には、BTC組織でなくても自由に横断し、思考~実施できる仕組みを実現できたらと念う、自称上級忍者のジョーなのでした。

 


参考資料

BTCモデルのメリット:
デザイン経営を牽引するBTC型人材とは https://globis.jp/article/7214

デザインシステム :
https://uxdaystokyo.com/articles/glossary/design-system/

この記事の監修者:杉森由政

この記事の監修者:杉森由政

2018年2月Fabeee株式会社CTOに就任。現在は、新規事業開発部門の責任者を務めるともに、AIやブロックチェーンなどの先端技術を用いた研究開発も担当。また広島大学との連携研究においては、生体データを解析する人工知能および解析アルゴリズムの研究開発にも携わるなど、多岐に渡り活躍をしている。
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