投稿日 2023.06.01

最終更新日 2023.06.01

ChatGPT(チャットGPT)とは?使い方から料金、何ができるのかまで分かりやすく解説

ChatGPT(チャットGPT)とは?使い方から料金、何ができるのかまで分かりやすく解説

話題のChatGPT(チャットGPT)とは?

ChatGPTOpenAIによって開発された人工知能で、自然言語生成モデルの一種です。GPTは「Generative Pretrained Transformer」の略で、自然言語生成が優れているAIです。インターネット上の大量のテキストデータから学習を行うことで、人間が会話をするような文章を生成し、ユーザーの質問に対して適切な回答をする能力を持っています。そのため、さまざまな主題に対して人間のように考えて独自の回答で答えることが可能です。
 
具体的には、テーマに沿ったオリジナル文学作品の作成、文章の翻訳、質問への回答、ディベート、会話のシミュレーションなど多岐にわたります。この技術は、言語の文脈を理解して適切な応答を行うため、人間と機械間のコミュニケーションを大きく改善し、人工知能が日常生活で活用できるようになる可能性を秘めています。
 
ただし、ChatGPTも万能ではありません。例えば、応答の内容は一貫性がないことがあります。さらには不適切な回答を生成することがありますので注意が必要です。

OpenAIのChatGPT公式サイトはこちら

ChatGPT(チャットGPT)の料金

ChatGPT(チャットGPT)の料金
ChatGPTは基本的に無料で機能を使うことができます。ただし、アクセスが集中するとタイムアウトが発生したり、レスポンスが遅くなるデメリットがあります。この問題を解決し、高品質なサービスを利用するためには有料プラン(ChatGPT Plus)への加入が必要です。ChatGPT Plusの料金は月額20ドルです。円でも決済は可能ですが、クレジットカードが必要な点に注意が必要です。

プラン 料金
ChatGPT 無料
ChatGPT Plus 月額20ドル

ChatGPT(チャットGPT)の日本語対応の方法

チャットGPTで日本語で対応してもらうには日本語で質問する事で自動で日本語で回答してもらえますので設定をするなどの対応は不要です。英語で質問をしたら英語で回答をしてくれる非常に優秀で便利です。Chatgptは50ヵ国以上の言語に対応しています。
 
日本語で質問した場合の回答
日本語で質問した場合の回答

スマホで使えるChatGPTのアプリ

スマホでもChatGPTを利用する事ができます。モバイル版ではテキスト入力だけではなく、音声入力も対応しています。音声入力の精度が高く、自然な会話の中で回答を導いていくれます。Siriよりも精度が高いを言われています。ただ回答の内容に関しては必ずしも正しいとは限りませんので確認が必要な場合があります。利用方法はアプリをインストールしてOpenAIのアカウントを持っていれば、すぐに利用ができます。
注意点としては偽物のアプリもありますので間違いないように気を付けてください。以下に正しいアプリのイントール先のリンクをご紹介いたします。

OS リンク先
iphone版
ChatGPTアプリ
Android版
ChatGPTアプリ


 

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無料版と有料版の違いとは?それぞれの機能の説明

無料版と有料版の違いとは?それぞれの機能の説明

ChatGPTは無料版と有料版で異なるサービスを提供しています。ここでは、無料版と有料版の機能紹介とChatGPTの使い方について解説します。

無料版と有料版の違い

利用可能な時間

無料版のChatGPTは制限された時間内でしか使用できません。一方、有料版では制限時間が設定されていないため、より長時間使用することができます。

優先アクセス

有料版のユーザーは新しい機能やアップデートに優先してアクセスすることができます。無料版のユーザーは、新しい機能が一般公開されるまで待つ必要があります。

サポート

有料版のユーザーは、優先サポートを受けることができます。これは、技術的な問題や質問に対してより早く回答を得ることができるという意味です。無料版のユーザーは、コミュニティフォーラムなどを通じてサポートを受けることができますが、反応時間は有料版と比較して長くなる可能性があります。

制約の緩和

有料版では、制限されていたAPI呼び出しの数や応答の長さの制約が緩和されています。これにより、より複雑なタスクや長い対話を処理することができます。

無料版の機能

ChatGPTの最大の機能は対話型の文章生成能力であり、無料版でも使用できます。ユーザーが入力したテキストに基づき、関連性のある文を生成することで物語の創作や文章の補完、質問への回答など、さまざまな場面で活用可能です。例えば、物語の最初の一文を入力すれば、それに続くストーリーをChatGPTが考えてくれます。また、質問を投げかければ、それに対する答えを生成します。

ChatGPTはただ文章を生成しているだけではありません。膨大に蓄積された訓練データから最適な答えを模索しながら文章を作り、提供しています。ただし、ChatGPTの知識は2021年までのものであり、それ以降の情報については対応していませんので注意が必要です。また、英語をはじめとする多くの言語に対応していることから、さまざまな言語で対話が可能であり、外国語学習のツールとしても活用できます。

有料版の機能

ユーザーがChatGPTに対して質問や要求を入力した後、回答のレスポンス時間が大幅に短縮されます。この高速化により、よりスムーズな対話が可能です。また、新機能やアップデートへの早期アクセスが可能となり、他のユーザーよりもいち早く、最新のAI技術を使用して対話や作業を行うことが可能です。プラグインをインストールすることも出来るようになり、より高精度で分かりやすいの回答を得る事ができます。
 
実際にプラグインを活用した事例はこちら

ChatGPTのプラグインに関して詳しく知りたい方はこちら

ChatGPT(チャットGPT)の使い方

ChatGPTの使い方

ChatGPTの使用方法はとてもシンプルです。ブラウザからOpenAIのウェブサイトにアクセスし、必要な情報を入力してログインするだけです。初回のみ、メールアドレスからアカウント作成が必要になります。ログインすると画面に表示されるテキストボックスに対話したい内容や要望を入力し、送信ボタンを押すことでChatGPTが対応した返答を生成します。

ChatGPT(チャットGPT)と対話で的確な回答を得るプロンプトの作り方

プロンプトとはChatGPTで入力するテキスト及び質問内容文の事をいいます。対話を行う際には、質問や要求が具体的で明確であることが大切です。例えば、あいまいな指示ではなく、具体的なシチュエーションや要求を入力すると、適切な回答が得られます。また、複雑な質問をする場合は、質問内容を数回に分けて送信するようにしましょう。また一度の質問して望まない回答の場合でも、繰り返し聞く(もう少し具体的に)などと追加で質問することでさらに回答を得れます。これと同様で言い方や言い回しを変える工夫をすることも有効です。
 
プロンプトの作り方やコツに関してより詳しく知りたい方はこちら

無料で使えるChatGPT(チャットGPT)の活用メリットとは

ここでは、無料版ChatGPTを活用する際のメリットについて詳しくご紹介します。

仕事の業務効率化

ChatGPT(チャットGPT)で業務効率化ができます。例えばカスタマーサポート業務などは自動応答で対応、企画書や報告書など、数多くの書類の作成をChatGPT作成する事で大幅に時短することが可能です。
日本の企業や行政でもChatGPTのビジネス導入が進んでいます。
他にも下記のリンクにChatGPTを使った業務効率化できる作業やビジネスシーンでの活用方法をご紹介してます。
 
ChatGPTを使って業務効率化できる作業の記事はこちら


ChatGPTをビジネスシーンで活用する方法の記事はこちら

専門的な知識の中から最適な答えを知ることができる

ChatGPTは無数の文献を学習データに持ち、その中からユーザーが求めている答えを的確に返答します。検索エンジンでは具体的なキーワードを入力する必要がありますが、ChatGPTではチャットで会話しながら疑問点を解決していくため、気になる分野について質問するだけで様々な知識を学べます。

クリエイティブなアイデアの提案

ChatGPTは物語作成、詩作成、ジョークの考案など、さまざまなクリエイティブな作業にも使用できます。文章の始まりやアイデアを提供するだけで、ChatGPTはそれを基にした詳細なコンテンツを生成します。これにより、新しい視点からアイデアを得ることができます。

ChatGPT(チャットGPT)のできること、できないことは?

ChatGPTは文章の生成、編集、プログラミングができ、クリエイターの補助に役立つ機能が多くあります。一方で、ChatGPTには限界もあります。例えば、インターネットに接続されておらず、情報は学習データまでのものしか持ち合わせていないため、2021年9月以前の最新情報を提供することはできません。
ChatGPT Plusは2022年1月までの情報を提供することができます。
 
ChatGPTの最新情報を知りたい方はこちら

著作権・商用利用はどうなってるの?

著作権に関して

ChatGPTの著作権は公式の見解だと利用者の著作物となります。
アウトプットに関するすべての権利、所有権、利益を利用者に譲渡されます。

商用利用に関して

2023年6月時点での公式見解は、ChatGPTは原則として商用利用可能です。
OpenAIの利用規約は早いペースで更新されていますので、商用利用を検討する際は規約をチェックしてください。
 
ChatGPTの著作権に関連する記事はこちら

この記事の監修者

阿部 雅文

阿部 雅文

コンサルタント

北海道大学法学部卒業。新卒でITベンチャー企業入社し、20代で新規事業の事業部長を経験。その後さらなる事業開発の経験を積むために、戦略コンサルティングファームにてスタートアップ企業からエンタープライズ企業のデジタルマーケティングや事業開発におけるコンサルティング業務に従事する。2021年5月にFabeeeにジョイン。DXコンサルタントとして大手メーカーや総合商社などを担当するほか、数多くのクライアントから指名を受け、各社の事業開発を支援中。多忙を極める中でも、丁寧で迅速な対応が顧客から高い評価を得ている。