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投稿日 2023.01.20

最終更新日 2023.01.20

Looker studio(ルッカースタジオ)とは?データポータルからアップデートされた内容をご紹介

Looker studioとは?データポータルからアップデートされた内容をご紹介

Looker studioとは?

Looker studioとは何かというと、グーグルが無料で提供しているビジネスインテリジェンスツールの事です。色々なツールと連携する事で膨大なデータを集め、そして細かく分析する事が出来るので、業務効率化を行う上で非常に役立ちます。
しかも分析したデータは分かりやすく表やグラフを使って可視化出来るので見やすく、誰でも簡単に現状把握する事が出来るというのが魅力です。しかも一度レポートを作れば、後は自動的にデータ集計もしてくれるので、今まで社員が行っていた面倒で手間のかかるデータ管理も省けて便利です。そのため、特にレポート作成の作業時間を短縮したいという企業に向いているツールです。

またLooker studioでは、作成されたレポートのデータをリアルタイムで複数人と共有する事が出来ます。さらに情報の共有だけでなく管理も出来、加えてPDF出力も可能なので、データをレポートとして残す事も可能です。
そしてデータを幅広く共有する事で改善案を検討したり、会議での配布資料として使ったり、デジタルデータだけでは不安という場合は紙に印刷して保管しておく事も出来ます。

このようにLooker studioを導入し活用する事で、レポート作成が自動で出来るようになり、その結果作業時間を大幅に短縮する事が出来るだけでなく、作成したレポートのデータも複数の人とリアルタイムで共有出来るので、企業としても迅速な意思決定が出来るようになります。企業にとって迅速な意思決定は、ビジネスチャンスをつかむためにも非常に重要なので、利用する社員だけでなく企業全体にとってもLooker studioは頼もしいツールです。

 
■Looker studioとは?をより知りたい方はこちら

データポータルから何が変わったのか?

データポータルから何が変わったのか?
Looker studioは元々データポータルという名前でしたが、2020年にグーグルがLookerを買収し、しばらく並行する形で運営されていましたが、名称変更されてLooker studioに統一されました。統一された理由としては、それぞれ別々だったビジネスインテリジェンス関連のプロダクトブランドを1つに統一するためです。
では具体的にデータポータルからLooker studioになって何が変わったのかというと、基本的にサービス自体に大きな変更はありません。ただ有償プランが新たにリリースされたという事がある位です。
そのため、この統一に伴い、何か対応すべき事項はあるかというと特にありません。レポートのURLの変更もないので、今まで通り利用する事が出来るので安心です。

Looker studioの特徴

Looker studioの特徴
Looker studioには色々な魅力的な特徴があります。

無料で提供されている

まず基本的に無料で利用する事が出来るという点です。そのため、利用時のハードルも低く、ビジネスインテリジェンスツールを使った事がない初心者でも気軽に始める事が出来ます。
しかもグーグルが提供しているツールなので、何か分からない事があってもインターネットで検索すれば、簡単に沢山の情報を入手出来るというのも魅力です。
それに無料だからと言って、他のビジネスインテリジェンスツールよりも性能が低かったり、使える機能が少なかったりという事もありません。これまでアップデートが何回も頻繁に行われていますし、使い勝手もどんどん良くなっています。

接続できるコネクタが豊富

接続可能なコネクタの種類が豊富であるというのも特徴の1つです。グーグルが提供しているサービスはもちろん、外部サービスとの連携もする事が出来ます。さらに接続に対応していないデータも、スプレッドシート上に読み込む事で利用出来るようになるというのも魅力です。その結果沢山のデータソースと連携し、過去のデータも使ってより深く分析する事も可能です。

データの可視化が簡単

他にもデータの可視化が簡単というのも特徴です。レポートにしたいデータソースを選んだら、表やグラフ等の形式を選び、後は切り口や指標それから期間を設定して、あとはドラッグアンドドロップするだけで簡単にレポートを作成出来ます。そのため、難しいプログラミングの専門知識がなくても使えて便利です。
例えばレポートに線グラフや円グラフ、棒グラフに地図、バブルチャート等を使ってデータを分かりやすく、そして効果的にまとめられるので便利です。そして、まとめたデータは閲覧者フィルターや期間設定をする事で双方向なものにする事も出来ます。

さらにリンクやクリックする事が出来る画像を挿入すれば、あっという間に商品カタログや動画ライブラリ等のコンテンツを作成出来ますし、レポートにテキストや画像を貼り付けて注釈をつける事も簡単です。
このようにただデータを視覚化させるというだけでなく、独自のスタイルやテーマでデータをより目立たせる事が出来るというのもLooker studioの特徴です。

データのモニタリングや共有

連携したデータのモニタリングが可能というのも特徴の1つとして挙げられます。データソースと連携してレポートを作成する事で、自動的にデータが更新されるので、特にウェブサイトのアクセス解析やウェブ広告を分析する時には最適です。
加えてデータ共有がしっかり出来るというのも特徴です。閲覧や編集も簡単に共同で行えるので、同じチーム内のメンバーが最新の情報をチェックしながら、次にどう動いたら良いか検討して動けるようになります。しかもLooker studioは閲覧や編集の権限のコントロールの設定が行えるので、閲覧や編集の不可を決めたり、社外で編集したりする事も簡単です。

そしてLooker studioにはテンプレートの種類がライブラリに沢山あり、それらを上手に活用すればわずか数分でデータを可視化出来るので、初心者でも簡単に分かりやすいレポートを作成する事が可能です。

Looker studio pro 有償版との違いは?

Looker studio pro 有償版との違いは?
Looker studioには有償版のLooker studio proというものがあります。無料版のLooker studioと有償版のLooker studio proには違いがいくつかあるので見ていきましょう。

まず有償版のLooker studio proは、Looker studioの全ての機能を使えるだけでなく、技術サポートやサービス品質保証、エンタープライズ向けのアクセス管理機能を利用する事が可能です。
具体的にはチームワークスペースとグーグルクラウドプロジェクトのリンク設定という新しい機能を使って、レポートやデータソースへのアクセスを簡単に管理出来るという事です。

チームワークスペースは、チームで共有するコラボレーションスペースの事です。Looker studio proではメンバーのアクセスを管理したり、Looker studioのレポートやデータソースといったコンテンツを共有したりする事が出来ます。ワークスペース上での権限は、マネージャーやコンテンツマネージャー、投稿者によってそれぞれ異なります。

またグーグルクラウドプロジェクトのリンク設定という機能もあり、これによりLooker studio pro利用者はリンクされたグーグルクラウドプロジェクトを介する事で、Looker studioのレポートやデータソースを管理する事が可能です。
レポートやデータソースは個々のユーザーではなく組織に属するので、仮にアセットの作成者が組織から抜けたとしても、作成したレポートが消えてなくなるという事はなく、引き続き利用出来るので安心です。
クラウドの管理者は、IDやアクセス管理を行うサービスを利用して、プロジェクト単位の権限を設定する事で、アセットへのアクセスを制限する事も出来ます。

他にもLooker studio pro 有償版では、技術サポートとして利用者がグーグルクラウドカスタマーケアの幅広いサポートサービスを利用可能です。

【まとめ】

Looker studioには様々な魅力的な機能があり、業務の効率化には最適なツールです。Looker studioを使えば、収集したデータを簡単に図が入った分かりやすいレポートとして作成する事が出来ます。それによって今まで分からなかった問題点が出てくる事もあり、それらを改善していく事でよりビジネスチャンスも広がっていくので、Looker studioに興味がある人は導入を検討してみると良いです。

この記事の監修者

冨塚 辰

冨塚 辰

プロジェクトマネージャー