役に立つ!フリーランスエンジニアのエージェント登録の知識

2021.07.12

2021.08.12

IT業界のキャリアについて考える


フリーランスになった場合、エージェントに登録しないとまともに案件にありつけないことをご存じでしょうか?最近では、インターネットでのフリーランス&企業のマッチングサイト(求人サイト)も増えており、折からのエンジニアニーズの高まりもあって、かなり好待遇の案件も出回るようになってきています。
実力のあるフリーランスエンジニアにとっては、願ってもない時代になりつつあるのですが、その一方でちゃんとした案件を引っ張ってきてくれるエージェントに登録しないとあまり旨みのある案件にアクセスできません。手数料が高かったり、エージェントの態度が悪かったりするのも嫌ですよね。
そこで、今回の記事ではフリーランスエンジニアがエージェントに登録する際に知っておくべきポイントをご説明します。最近はエージェントの種類も増えてきていますので、この記事に書いてあることを踏まえて上手に利用してくださいね。

エージェントに登録するメリットとデメリット

最近では、システムエンジニアやグラフィックデザイナーなど、さまざまなIT技術者に対するニーズが増えています。こうした流れを背景として、フリーランスエンジニアと企業をつなぐ求人サイト=エージェントも数を増やしているんですね。
すごく便利なエージェントなのですが、利用する際はあらかじめメリットとデメリットの両面を理解しておくべきです。
エージェントについての知識がないと、エージェントをうまく利用できず、むしろ質の悪いエージェントに当たってしまう確率も高くなります。知識があれば、ちょっと不安に思った点があれば改善を要求できますし、他のエージェントに乗り換えることも容易です。一般的に考えて自分にコンタクトを取ってくるエージェントの質がどうなのか、よく見極めることが必要となります。

メリットは安心&安定!

一言で言うと、エージェントに登録するメリットは「安心」と「安定」で表現できるでしょう。
「安心」とは、何かトラブルが起こったときにエージェントが間に入ってくれる、という意味です。プロジェクトが進む中でトラブルが発生することは少なからずありますが、エージェントは間に入って責任の一端を引き受けてくれます。また、契約などの煩瑣な事務手続きも一部やってくれます。エンジニアがタスクに集中できるように配慮してくれるわけですね。
「安定」とは、もちろん金銭的な安定のことです。自分一人で仕事を取ってくるのはなかなか困難ですが、エージェントに登録しておけばかなり安定して案件を紹介してもらえるはずです。
近年のエンジニア不足を背景に、その待遇もかなりいいはず。会社員の頃の常識が頭にあると、その金額を見て「うれしい悲鳴」を上げたくなってしまうかもしれませんよ。

デメリットは手数料・中間マージンとエージェントの質

エージェントのデメリットは、どうしても手数料を支払う必要がある点です。エージェントにもよりますが、高いところだと報酬の20%ほどを取られてしまうことも。もちろん、手数料の分トラブルの解決や事務処理などを引き受けてもらえます。ただ、あまりに高い手数料を取るエージェントの場合は、その仕事内容をよく吟味する必要があると考えます。
また、数が増えた分エージェントの質についても玉石混交とされています。中には大手から案件を取って登録者に流す孫請けのようなエージェントもいますので注意が必要です。また、企業自体はよくても担当者が新人でいまいち…といったこともあります。

そこで、次に優良エージェントの特徴についてご説明します。

エージェント比較のポイントは「仕事がデキるかどうか」

手数料・中間マージンがあるとなると、やはり優良エージェントに案件を紹介してほしいですよね。そこで、優良エージェントかどうか判断するためのポイントをいくつかご説明しましょう。

手数料が高すぎない

当然ながら、手数料が高すぎないことです。安ければよい、高ければ悪いというほど単純でもありませんが、どうせなら業務内容と照らし合わせて高すぎない業者を選びたいところです。例えば、フリーランスに特化した求人サイトである「joBeet(https://jobeet.jp/)」では、手数料が一律10%に設定されています。10%前後ですと、業界の中でも安いレベルに入りますね。

案件が自分の希望にぴったり合う

営業力が高くて、自分の希望する労働スタイルや報酬、スキルと合う案件を持ってきてくれることも重要なポイントです。エージェントの仕事を助ける意味でも、自分のスキルセットや各種希望は細かく伝えておきましょう。
逆に、中には全然希望に合わないのに成約だけ急かすようなエージェントもいる…とネット上ではまことしやかにささやかれます。エージェントは複数ありますので、そうしたところからは離れるのが無難です。

レスポンスがよい

仕事のデキる人は、おしなべてレスポンスがいいんですよね。エージェントも同じで、何か質問事項があったときに素早く返答してくれるエージェントは、だいたい優良エージェントです。
逆に、何日経っても返信がない、返信があったと思ったら要領を得ない回答内容…ということもあります。これは、業者による違い以上に担当者個人の資質によるところもあるので、納得のいかないレスポンスの遅延がある場合は、しっかり業者に苦情を伝える必要があります。

エージェント登録前に意識すべき事

最後に、エージェントに登録する前に考えておきたい注意点をいくつかご説明します。エージェントの選び方や利用の仕方にも直結する話ですので、頭の片隅に入れておいてくださいね。

必ずしも「大手=優良」ではない

安心を求めると、どうしても知名度の高い大手エージェントを選びたくなりますよね。ただ、ことエンジニアのエージェントとなると、必ずしも大手であればOK、とは言えない面もあります。
中小エージェントでも、特定のジャンルに強みを持つユニークなところもあります。また、優良営業が中小にいることもあるので、規模によってエージェントを選別するのはあまりおすすめできません。
登録はあくまで無料なので、規模や知名度によらずフラットな気持ちでエージェントを比較したいところです。

首都圏・関西圏の案件が多い

エージェントの多くは首都圏を守備範囲としています。案件が多く集まるのも、東京を中心とした首都圏なので仕方のないことですが、その他の地域に住んでいる人にとっては物足りなく感じるかもしれません。
しかし、エージェントの中には関西圏や福岡市を中心とした九州圏など地方をカバーしているところもあります。エリアでエージェント選びや案件選びをすることもできますので、よく調べてみましょう。

担当者に会って直接打ち合わせ

ネットでの登録はあくまで入り口。実際に信頼できるかどうかを判断するのは、直接会って話をした後であるべきです。また、担当者に自分の言葉で希望を伝えることで、自分に合った案件を紹介してくれる可能性も高まります。
エージェントを吟味するためにも、そして案件を吟味するためにも、エージェントには直接会って話をする時間を設けることをお勧めします。

まとめ

フリーランスエンジニアは、エージェントに登録することで効率よく待遇のよい案件を見つけることができます。今回ご紹介したような知識を生かして、エージェントをうまく利用してください。
なお、登録だけならどこでも無料です。いくつかのエージェントに登録して、案件を比較・取捨選択するとよいでしょう。その際は、金額だけでなく「自分の成長につながりそうか」も踏まえるといいですね。先ほども出てきたjoBeetでは、キャリアビジョンやライフプランを考慮した案件情報を紹介してくれ、手数料も低いのでおすすめですよ。

Fabeee編集部

Fabeee編集部

こちらの記事はFabeee編集部が執筆しております。