メタバースの開発に必要な技術とは?開発にかかる費用もチェック!

2022.07.26

2022.07.26

DXのあるべき姿を考える

メタバースの開発に必要な技術とは?開発にかかる費用もチェック!

2021年にFacebook社がMetaへと社名変更したことから、注目度が急上昇したメタバース。ビジネスや教育など活用の範囲が広がっているメタバースですが、そもそもこのメタバースはどのような仕組みで動いているものなのでしょうか。

今回は、メタバースを開発するために必要な技術に目を向けていきたいと思います。

メタバースの市場規模は?

メタバースの市場規模は?

今や、さまざまな場面において活用されているメタバース。関連書籍やネット記事など、メタバースとは何か?を解説する文章が数多く誕生しており、注目度の高さを物語っています。

メタバースとは、ネット上に存在する広大な仮想空間のこと。誕生当初はゲームなどエンターテインメント業界においての活用がメインでしたが、仮想通貨を使ったNFTの取引が可能になったことから、新たなビジネスの場としても注目を集めるようになりました。

市場規模も拡大の一途を辿っており、アメリカのコンサルティング会社「マッキンゼー・アンド・カンパニー」のレポートによると、メタバースの市場は2030年までに5兆ドルに達する可能性があるとのこと。モーガンスタンレー証券からは、アメリカにおけるメタバースの潜在市場は8兆ドル規模に上るという予想値が出されており、今後メタバースの開発に力を入れる企業が増えることは言うまでもありません。

新型コロナウイルスの蔓延により、その需要が高まったメタバース。現実世界と仮想世界との境目がどんどん曖昧になっていくことで、メタバース市場の動きはより活発になることが予想されます。

 
■メタバースについて知りたい方はこちら

メタバースを支えている主要な技術

メタバースを支えている主要な技

メタバースは、高い没入感によって仮想空間という新たなエリアを生み出すことができる一つの概念です。メタバースの没入感を生み出すためには、さまざまな技術が活用されています。

では、どのような技術によってメタバースの高い没入感が生み出されているのでしょうか。メタバースを支える主要な技術について、確認していきましょう。

AR・VR

メタバースの没入感を生み出すために欠かせないのが、AR(拡張現実)とVR(仮想現実)の技術。メタバース=AR・VRというわけではありませんが、実質同じような意味合いでそれぞれの言葉が使われています。

ARとVR自体も似たような言葉であると認識されていますが、ARは現実世界を拡張するためのテクノロジー、VRはコンピューターによって生成された完全な仮想空間であり、それぞれ特徴が異なります。身近な例を挙げると、ポケモンGOやIKEA Placeなどに使われているのがAR、PlayStaion VRやOCULUST QUESTに使われているのがVR。

メタバースの没入感は、ARとVRによって生み出されており、それぞれの技術の成熟度が増すことによってメタバースによる体験の拡大も可能となります。

AI

人々の暮らしの身近なところにも活用されているAI(人工知能)は、メタバースにとっても欠かせない技術の一つとなっています。メタバース=仮想空間と認識されているため、ARやVRといったメタバースを構成する技術の中心だと考えがちですが、実はその裏で重要な働きをしているのがAIなのです。

データの計算や予測を得意とするAIは、仮想世界の構築やアバターの作成など、特定の作業を支援するためのアルゴリズムの改善に役立てることが可能。画像認識能力を活用した視覚障碍者支援のためのサービスなども開発されており、メタバースの新たな没入感を生み出すためにもAIは重要な役割を果たしています。

5G

メタバースを安定的に利用するためには、ネットワークの通信技術の進歩が欠かせません。全国的に利用できるようになった5Gは、快適な通信環境でリアルタイムのメタバースを楽しむために必要不可欠な存在となっています。

メタバースの魅力である没入感は、タイムラグが生じることでその体験自体が失われてしまいます。5Gは、リアルタイムでデータを転送するために必要な技術の一つ。モバイルポイントのトレンドであることから、自宅以外の場所からでもARやVRに接続してメタバースの世界観を楽しむことができるようになります。

IoT

現実の空間と仮想空間とをボーダレスな存在にするためには、モノのインターネットIoTの技術も必要となります。IoTを使って現実世界にある機器をインターネットに接続することで、メタバースができることの範囲もかなり広くなっていきます。

また、IoTによって蓄積されたさまざまなデータの収集・提供が可能となり、さまざまなデータ同士をつなぐことが可能となるのです。

メタバースの開発に必要なプログラミング言語

メタバースの開発に必要なプログラミング言語

メタバースの開発には、どのようなプログラミング言語が用いられているのでしょうか。代表的なものをご紹介します。

C++

汎用プログラミング言語の一種である「C++」は、ゲームの開発などによく使われています。プラグラミング言語の中でも知名度の高い「C言語」ですが、「C++」はこのC言語の機能を拡張させたもの。

高い汎用性を持ち、さまざまなシステムの開発に活用されていることから、メタバースエンジニアの求人にも必ずといっていいほど記載されているプログラミング言語です。

C#

Microsoftが開発した「C#」は、Windowsm向けのアプリケーションだけでなくMacOSやandroid、iOSにも対応したプログラミング言語。メタバース開発の代表的なソフトとしても知られるゲーム用開発ソフト「Unity」でも使われていることから、ゲーム開発を行うエンジニアにとってなじみのあるプログラミング言語として知られています。

JavaScript

ブロックチェーン技術を用いたWeb上のシステム構築に活用される機会の多いJavaScriptは、メタバースでAR・VRを使う際に欠かせない言語。アプリ開発などに用いられるイメージの多い言語ですが、ブロックチェーンの技術を用いたWeb上のシステム構築にも活用されています。

JavaScript は、AR・VRのアプリケーションを構築する際、ブラウザ上で動くソフトを管理するために必要です。

メタバースの開発にはどれくらいの費用が必要?

メタバースの開発にはどれくらいの費用が必要?

新たなビジネスチャンスをつかむためにも、メタバースの開発を検討する企業が増えています。そこで、まず気になるのが開発にかかる費用のこと。メタバースの開発には、一体どれくらいの費用が必要となるのでしょうか。

メタバースを開発する上で大切なのは、目的を明確にしておくこと。例えば、会議でメタバースを使用したい場合には、無料のメタバース会議サービスを利用すれば、コストをかけることなくメタバースの環境を用意することができます。

一方、大人数が同時に接続するようなイベントを開催するためにメタバースを利用する場合には、最低でも100万円ほどの費用を必要とする場合が一般的です。無料で利用できるメタバースには、同時に接続できる人数や3D空間の変更、アバターの変更などに対する制約が出てくるケースがほとんど。

社内のミーティングなどでのみ活用する場合には無料~10,000円ほどのメタバースで問題ないかもしれませんが、希望を叶えるためのカスタマイズを要する場合には、プラットフォームを活用するなどして、フルオーダーで最高1,000万円ほどかけて開発を行うべきだと言えます。

メタバース開発のために知っておきたい重要なポイント

メタバース開発のために知っておきたい重要なポイント

メタバースの開発に着手する前に、まず知っておくべき重要なポイントがいくつかあります。

まず一つ目のポイントは、メタバースの開発を手掛けている企業にどれだけの実績があるのかということ。メタバースの開発を依頼する上で、相手の企業が自社のイメージを形にするための能力があるかどうかを判断するためにも、必ず実績に目を通しておかなければいけません。思い描いている形に近いものがメタバースを開発企業の実績の中にあるかどうか、しっかりとチェックしておきましょう。

次に重要なのが、メタバース構築に対する専門性があるかどうか。自社で構築したいメタバースに専門性がある場合には、そのジャンルに強いプラットフォームを選ぶべきです。専門性があるということは、その分野に精通したスタッフが在籍している可能性が高まるため、実際にメタバースを運用し始めたあとに出てくる疑問も解消しやすくなります。

また、メタバースの開発から運用における各フェーズにおいて、質問できる場所があるかどうかもチェックしておくべきポイント。専門性の高い人材が確保されているところなら、自社での運用が始まったあとも安心してメタバースを活用することができます。

まとめ

今回は、メタバース開発における主要な技術やコストに目を向けて解説を行いました。弊社でも、メタバース構築のお手伝いをさせていただいております。
ご興味を持たれた方は、ぜひ弊社HPをご確認ください。

この記事の監修者:杉森由政

この記事の監修者:杉森由政

2018年2月Fabeee株式会社CTOに就任。現在は、新規事業開発部門の責任者を務めるともに、AIやブロックチェーンなどの先端技術を用いた研究開発も担当。また広島大学との連携研究においては、生体データを解析する人工知能および解析アルゴリズムの研究開発にも携わるなど、多岐に渡り活躍をしている。
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