Tableau(タブロー)とLooker(ルッカー)を比べてみた

2019.10.25

2022.07.07

Fabeee社員ブログ



 
初めまして!ヒロリーと申します!
データ活用系プロジェクトのデータマネジメントやBIツールの導入支援&カスタマイズなどの案件に携わっております。
 

ビッグデータに関して

本題に入る前に・・・・

最近、もはや聞かない日はないくらい多いAIという言葉。
AIの技術や、ユースケースについての記事は注目されており、
プロジェクトが続々と立ち上がってきています。
AIへの注目が上がると共に、開発に必要な素材となるデータログを活用しやすい形で管理する
データマネジメントの重要性も高まってきています。
 
ビッグデータ活用系のプロジェクトには2段階あります。
・現状把握のシステム化
・未来予測のシステム化
未来予測の1段階前の現状把握を効率化するためのツールがBI(Business Intelligence)ツールです。
 
BIツールでメジャーなものはTableauですが、
最近、LookerがGoogleに買収されたり、
メルカリやリクルートが導入したりしたことで、Lookerの注目度が急上昇しています。
この2つともある程度使ってみて、向き不向きがわかってきたので、まとめてみます。
 
salesforce.com、ビッグデータ分析のTableauを157億ドルで買収
Google Cloud、ビッグデータ分析のLookerを26億ドルで買収

Tableauがいいの?Lookerがいいの?

Tableau(タブロー)をおすすめするケース
例えば、初めての横断的なデータ分析基盤を作るプロジェクトや、
BIに入れたいレポートやデータが
ExcelやAccess,csvなどのローカルファイルの場合はTableauの方が構築しやすいです。
最初のダッシュボードを作り上げるにはTableauの方が早くできます。
 
■Tableauに関する記事はこちら
Tableau(タブロー)の特徴が知りたい!その特徴や活用方法、料金体系を紹介

 
Looker(ルッカー)をおすすめするケース
例えば、TableauやオープンソースのBI(Re:dash等)を使っていて、
クエリの乱立やダッシュボードの乱立等で運用に苦しみ始めてきた。
という悩みが出てきたときにはとても有用なツールです。
Lookerはローカルファイルへの接続が原則できません。
初めてのBIツールとしてはLookerはおすすめしません。
Lookerの強みは全てがweb画面で操作でき、
ダッシュボードや指標の定義がコード化されGitで管理できるという、
運用管理のしやすさにあります。
 
■Lookerに関する記事はこちら
話題のBIツール「Looker」とは?その特徴や活用事例を解など導入検討に必要な情報を紹介
 
機能概念対応表
TableauとLookerを使い比べてみて、Tableauを知っている方がLookerを触る時、
知っておくと理解がスムーズに進む機能概念対応表をまとめてみました。

 

終わりに

いかかでしたでしょうか?
私は、AIとBIは補完関係にあると考えています。
 
BIツールが運用されていてKPIに関するデータが一元管理されているデータウェアハウスがあれば
AIプロジェクトは教師データが作成しやすくなりスムーズに進みます。
 
AIツールがあったとしても、AIで導き出したデータを施策判断に活かすためには、
チームメンバーが毎日チェックできる、BIダッシュボードが無ければAIの真価をフル活用できません。
 
最後までお読み頂きありがとうございました!
BIツール導入、データウェアハウス基盤構築支援/データ活用に関わるコンサルティングについての
お問い合わせもお待ちしております!

 
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この記事の監修者:冨塚辰

この記事の監修者:冨塚辰

Fabeee株式会社のデータサイエンティスト。 広告代理店でオン・オフ問わずプロモーション領域を中心にプロデューサー、制作ディレクターとして国内・外資、幅広い業界のクライアントを担当。
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